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妄想の混じった鉄分ばっかり
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パラレルで陽海を考えても、彼らの根底にあるものは揺るがないんだなーと実感しました。彼らだからこそ!おいうものがあるのです。
キスお題で陽海ばかり書いているせいか陽子道子も書きたくなってくる。たぶん近いうちに書く気がします。

あと数日でセントラル様! かなーり楽しみです!
6日はセントラルに泊まり、7日は新大阪まで出向いて500系バ.ームを購入、500系こ.だ.まとレルスタちゃんを見送ってから東京まで帰ります。なんて新幹線充!
明日には準備をしなければ。

少し間が空いてしまいましたが、キスお題です。

シチュ:屋上
表情:「泣き顔」
ポイント:「拘束具」、「お互いに同意の上でのキス」

 東海道は煙草を吸うために屋上へ上がった山陽の名を叫びながら青空が続くそこに現れ、無言で柔らかな紐を突き出してきた。それはいつだか東海道がムキになって指に絡ませたあれ。
「なに? 東海道ちゃんはあやとりをしたいの?」
 山陽の問いに是とも否とも返さず、煙草を持とうとした山陽の手を取り、毛糸でできたそれを絡める。しかし、東海道の手が不器用に動くものだから本来のあやとりとは違う編み方になってしまう。
「あーあー、それをそうしたら……」
「うるさい!」
 意地になった彼が更に変なところから引っ張るものだから余計に絡み、最終的に解くのが難しいほどになってしまった。
「……どうすんの」
 上越がいたら確実にデジカメを向けられていたかもしれないと思うくらい珍妙な自分たちだろう。こうなるに至った原因である彼は涙目になりながらそれを解こうと躍起になるから厄介だ。余計に絡むというのに。そう思った矢先、より難解な知恵の輪のようになってしまった。
「いてて! 引っ張るな!」
「ど、どうすれば……」
「ひとまず落ち着け、な?」
「だが解けない……解けなければ戻れん……」
 落ち着きを無くした彼はまた手、というより腕を動かそうと身構える。そうしたら二人一緒に倒れかねない。ならば。
「っ……山陽!」
 己の腕を引き、身体の向きを変えて細い身体を柵に押し当てる。それなりに高い柵だ、落下することはない。
「落ち着け」
 そのまま落ち着きのない言葉しか発しない彼の唇を塞いだ。音になりそこなった声を奪う。
「少しは落ち着くだろ?」
 また塞げば、繋がる手がぴくりと震えるのが解った。



拘束具=あやとりの紐。
だって東.海.道上官、あやとり苦手だから絡めそうだなーと。

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